<地球スケッチ紀行 125> 2013年 4月 15日号

地球上で最も低いところにある塩分濃度の高い塩湖、死海
                  ( ヨルダン )

 ヨルダンは北海道の1.2倍ほどの広さがあり、国土の8割を
砂漠が占める。荒れた土地が砂の砂漠ではなく、石や岩の多い
ゴツゴツとした礫(れき)が多く、ベトヴィンが遊牧生活をし
ている。しかし。ヨルダン川の流れる北西部は緑も多く、農作
物の生産地でもある。

 春と秋が非常に短く、夏は暑く、冬は雪が降ることもある。

 ヨルダンは、93%がイスラム教徒であり、公用語はアラ
ビア語である。町の中心には必ず美しく荘厳なモスクがそび
えている。

 死海はアラビア半島北西部に位置する塩湖で、西側にイス
ラエル。地球上で最も低い海抜420mにある死海は塩分濃
度が非常に高く、生物が住めない湖である。渓谷の底からは、
東西に向って隆起活動が続き、長い間に西側にパレスチナ高
原、東側にヨルダン高原をつくり、高原の何本もの沢からヨ
ルダン渓谷へと流れ込んでいる。流れ出る川はなく、照りつ
ける大陽が水分を蒸発させ、塩分30%。自然に足が浮いて
しまうほどだ。紅海からガラリア湖の北のイスラエル…….シ
リア国境まで続くヨルダン渓谷は、遠くアフリカまで続く大
地溝帯の一部でもある。

 ガラリア湖から流れ出し、ヨルダン渓谷から死海に流れ込
むヨルダン川は、イエスが布教活動を始めたところで、死海
の北5kmのところはヨハネが洗礼活動をしたといわれる場所
でもある。かつて聖書の時代に多くの予言者がこの場所を歩
き、数々の奇跡に出会った。 

 アンマンから南へ30kmにあるマダバの町は旧約聖書の中
に「モーゼがエジプト王の迫害を逃れて、ヘブライ人を率い
て出エジプトを敢行した」とある。モーゼ一行は、シナイ山
で十戒を授かった後、ヨルダン渓谷の東側を北上したと言わ
れているところであった。

 モーゼは、マダバの西にあるネボ山が終焉の地といわれて
いる。ネボ山でモーゼは、率いてきた民に「あれが約束の地
だ」とパレスチナに向うように促したといわれている。

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