<地球スケッチ紀行 122>  2013年 1月 15日号

音 も な く 舞 う 神 秘 的 な 

     自 然 現 象 の 一 つ 、 オ ー ロ ラ

             (フェアバンクス、アラスカ)

 天空で舞い踊る華麗なオーロラ。夕方から真夜中にかけて見
られる。風に吹かれるカーテンのように変幻自在に形を変えな
がら動いていく。

 八世紀頃からオーロラは文献に登場している。メカニズムが
解明されるまでは、出現は不吉なことの前兆として恐れられて
いた。

 オーロラは、大陽の活動と地球の磁力によって起きる現象と
いわれる。カーテン状のオーロラの東西の長さは数千キロに及
ぶものもあり、高さは百キロ以上になるものもある。高度が低
いところに出現するものは紫やピンク、高くなるにつれ緑、白、
赤へと変化する。こうした動きを見ていると、恐怖感を覚える
くらいで、異次元の世界に取り込まれてしまったと錯覚するほ
どだ。

 オーロラは、いつ、どこに現れるかわからない。出現もわず
かな時もあれば長く続くこともあり,予想がつかない。光が頭
上に移動し、くねくねとした光の塊の迫力に包まれたときには、
思わずしゃがみ込んでしまった。

 ダルトン・ハイウェーは、アラスカ北極圏を縦断し、北極海
へ続く唯一の道である。完成は1977年、パイプラインの敷
設と同じで、この建設のための資材を運ぶために作られた。1
995年以降一般車両も通行できるようになった。

 広い原野を縫うように延びる原油パイプラインと平行して走
るこの道は、全長414マイル(760キロ)。ひたすら北に
向う。北方森林(タイガ)地帯。アラスカハイウェーの最高地
(1463m)の峻険な山塊が迫る広大なブルックス山脈、そ
してデッドホースまでの広大な極地ツンドラにはワタスゲが広
がっていた。カリブーやムース、グリズベアー、ジャコウウシ
など野生動物が見られる。

 北緯71度23分にあるバローの町は、北米大陸棹最北端に
あり,北極海に続いている。5月から8月までは陽が沈まず、
11月から1月までは大陽が地平線より上にくることがない。
一年の大半が氷に閉ざされた最果ての町であった。

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